2年課程(通信制)で准看護師から看護師を目指す

看護師を目指す3つの方法

准看護師が看護師を目指すには、大きく3つのルートがあります。

  1. 2年課程(全日制)
  2. 2年課程(定時制)
  3. 2年課程(通信制)

どのルートを選んだ場合でも、

2年課程

に進み、

  • 所定の単位を取得して卒業し、
  • 看護師国家試験に合格する

ことで、看護師免許を取得する流れとなります。

※ 卒業までに3年かかる 2年課程(定時制)も、2年課程に含まれます。

全日制? 定時制? 通信制…?

では上記の3つのルートのうち、在職中の准看護師に最適なルートはどれだと思いますか。

それは3番目の

2年課程(通信制)

となります。

 

在職中の准看護師でも看護師を目指せる!

というのもこの 2年課程(通信制)は、その対象を「実績十分な准看護師」に限定することで

  • 2年課程(全日制)や
  • 2年課程(定時制)

に比べて、学習者の負担が軽くなるようカリキュラムが構成されているからです。

例えば…

  • 【講義】
    • 通信制
      講義の大半が 自宅で学習可能!
  • 【実習】
    • 紙上事例演習
      (ペーパー・ペイシェント)
    • 病院見学実習
    • 面接授業
      准看護師としての経験を評価し 実習は最小限!

など、とにかくスクーリングの回数が少なくなるよう配慮がされています。

その結果、在職中の准看護師でも働きながら看護師を目指すことが可能となっているのです。

ズバッと言えば、この 2年課程(通信制)は「実績十分なベテラン准看護師」だけに許された

看護師への 優待券

ともいえる制度となります。

 

2年課程(通信制)に必要な就業経験の年数は?

先ほど「実績十分な准看護師」と少々あいまいな表現をしましたが、では具体的に何年の就業経験があれば 2年課程(通信制)に進むことができるのでしょうか。

7年? それとも10年?

2年課程(通信制)に進むには、2017年度まで

准看護師10年
【2017年度までの規則】
准看護師として 10年以上 の就業経験

が必要とされてきました。

しかし移行教育制度の改定を経て、2018年度からは

准看護師7年
【2018年度以降の規則】
准看護師として 7年以上 の就業経験

を有する者と、以前より3年ほど短縮されることになりました。

つまりこの結果、単純計算では

就業経験7年 + 2年課程(通信制)= 9年

と、早い人では「10年目から看護師として働く」ことが可能になっています。

「5年以上」って話を聞いたけど?

また厚生労働省では今回の改定が良好であれば、将来的にはもう一歩進めて「5年以上の就業経験を有する者」に短縮する計画もあるようです。
 

パートで働いた期間は…?
准看護師として働いたのであればパートの期間も就業経験に含まれます。
願書を送る時点では7年未満だけど…?
“見込み” でOKです。
次年度の4月までに就業経験が7年に達するのであれば出願することができます。

 

7年になるまでの過ごし方

では就業経験が7年未満の准看護師は、それまでの間、ただ待っているだけでよいのでしょうか?

答えは「NO」です。

もちろん就業経験の年限を引き下げるといったことはできませんが、就業経験が7年未満でも

  • 2年課程(通信制)における2年間を平易なものとし、
  • 看護師国家試験の合格率を高める

ための準備をすることができます。

むしろ、この「7年間をどう過ごすか」によって

2年課程(通信制)に進んでからの「難易度」が変わってくる

といっても過言ではありません。


どんな準備をして7年間を過ごしたらよいのでしょうか。

この秘密を解くカギは、2年課程(通信制)の「カリキュラム構成」にあります。

次のページでは 2年課程(通信制)の

 
についてお話しします。
 

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